わかりやすい政治ブログ

日本の政治について、一般人が一般人に向けて勉強・意見するブログです。

参議院について

さて1発目の話題です。
今回は「参議院」について。

参議院選挙がそろそろ始まりますね。
では、そもそも「参議院」ってなに?ってところから。

そもそも、日本の政治には「衆議院」と「参議院」がありますね。
これはどちらも日本の政策(予算や法律)を決めるためにあります。
国会で様々な意見が出され、衆議院・参議院を通ってやっと承認される訳です。

あんまりごちゃごちゃすると分かりにくいので、詳しい事は調べてみてね。

という訳で、日本には衆議院と参議院があって、それぞれの議会を通ってやっと承認されます。
なんの意味があるかと言うと、よく一般的に言われるのが、「Wチェック」です。重要な事をそれぞれの視点から見て穴がないかなどをチェックするのです。

衆議院で決議された、法案に関して、参議院がそれをチェックし、問題があれば差し戻す。簡単に言えばそんな感じです。

ですが、それでは、いつまでたっても大事な事が決まらない。そんな事が起きます。その場合、再度衆議院で3分の2以上の賛成が得られれば法案が成立します。もちろん、時間はすごくかかるようですので、ほとんどそんな事は行われません。

少し話は前後しますが、現在基本的に、衆議院・参議院ともに、政党政治が主流です。
今でしたら、衆議院は自民党・公明党が大半ですね。ですが、参議院は民主党+αの野党が議席を多く持っています。これが俗に言う「ねじれ国会」です。

こういう状況は与党にとっては極めて厳しい状況です。
衆議院で決まった法案がほとんど参議院を通過できません。ということは、政治が停滞してしまいます。
ですので、今回の参議院選挙では、自民党が議席を取る事が最低条件になるでしょう。

そういった状況が生まれて、やっと国会も平常運営となっていきます。

ですが、ここで疑問が生まれますね。

衆議院も参議院も自民党が議席を取ってしまったら、「Wチェック」にならないじゃないか。

そうですね。そこで先ほどの「参議院不要説」がでてきます。
最近、参議院は「カーボンコピー」と言われる事もしばしばあります。

◎ここから私の主張
ハッキリ言うと私も参議院は無くていいという主張です。
確かに法案を決めるには、慎重になる必要があります。
それは、まぎれも無く正論です。
ですが、国家運営もスピード感が必要な時代ではないかと思うのです。国民の意思をスピード感を持って反映させていく、そんな政治が今必要だと思います。

今、民意は自民党を支持している訳ですから、自民党が自信を持って政治をすればいいのではないでしょうか。

もし、与党が間違ったことを引き起こすことがあれば、次の選挙は勝てません。ただそれだけです。

今回は、衆参の違いについて大く書きませんでしたが、参議院議員にも報酬は支払われ、さらに国会を開くのに膨大なコストもかかっています。選挙もそう。このコストをそのまま、他の事に使えるのではないでしょうか。

ちなみにこれを「一院制」と呼び、採用している国も多くあります。

私は、もし二院制(慎重性)を重んじる場合は、現在の枠組みを再編することが必至と考えます。現在のカーボンコピー状態では、慎重さもクソもありません。

アメリカのように地方自治体を参議院とするような枠組みもいいと思いますし、政党員は参加できないような仕組みを作るなどがいいのではと思います。